メガロス(野村不動産ライフ&スポーツ株式会社)の2023年3月期 第2四半期の業績発表がありました。
野村不動産ライフ&スポーツ株式会社は、2015年に上場廃止し、野村不動産ホールディングス株式会社の100%子会社になったため、野村不動産ホールディングスの決算書の一部に、少しだけ書かれている数字を基に分析することになります。
【その他の第2四半期決算】
■ コナミスポーツクラブ
■ セントラルスポーツ
■ ホリデイスポーツクラブ
■ スポーツクラブアクトス
■ イトマンスイミングスクール
メガロスの歴史
メガロスは、野村不動産の子会社として1989年に設立された株式会社エヌ・エフ・クリエイト(現 (野村不動産ライフ&スポーツ株式会社))から始まっています。
2007年にジャスダックに上場しましたが、業績不振などもあって野村不動産ホールディングス株式会社が株式公開買付けを行い、2015年に上場廃止となり現在に至ります。
メガロスの会員数
新型コロナウイルス感染症の拡大により、会員数は78%まで減少しました。現在も回復基調とはいえず、横ばいの状態が続いています。
メガロスの売上高
2020年4-9月期は緊急事態宣言による休業もあったため、売上高が大きく落ち込みましたが、現在は回復傾向にあります。会員数がコロナ前比で78%まで減少しているのに対し、売上高は87%ですので、会費の値上げや会費外収入が寄与しているものと思われます。
今後の予想
コロナ前比で会員数が78%まで減少していますが、売上高はそれを上回る87%となっています。これは値上げや会費外収入によるものと思われますが、その効果も会員数が増えなければ頭打ちになります。
メガロスは利益に関するデータが公開されていませんが、東京商工リサーチなどのデータを見ると、コロナ前でも収益性が高いとはいえませんので、現在は赤字になっている可能性があります。
何度も値上げをすることは難しいため、減ってしまった会員数をどこまで戻せるかが、今後の業績において重要です。
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