セントラルスポーツは長年にわたり、コナミに次ぐ業界2位の売上高となっています。コロナが厳しかった2021年3月期は、コナミに対し売上高で僅差となるまで追い付きましたが、その後は再び離されています。
セントラルスポーツは親会社の無い独立系のスポーツクラブとしては最大で上場も果たしています。
https://company.central.co.jp/pdf/investor/16683898751642710.pdfセントラルスポーツの売上高
セントラルスポーツ第2四半期の売上高は回復基調にありますが、回復ペースとしてはスローダウンしています。コロナ前比では78%の売上高となっています。
セントラルスポーツの営業利益
営業利益としては、緊急事態宣言による営業休止があった2020年は赤字になっていますが、それ以降は回復して黒字になっています。他の大手スポーツクラブは、不採算店舗の減損会計によって黒字化していますが、セントラルスポーツは減損会計を使わず黒字化しているため、実際の収益性としては他社より高いといえます。
セントラルスポーツの営業利益率
営業利益率としては約4%で推移しています。コロナ前の7%には至りませんが、スポーツクラブ業界としては高い利益率であるといえます。
今後の予想
他の大手スポーツクラブが複数店舗の閉店や減損会計で黒字化を図っているのに対し、セントラルスポーツはそれらを行わずに黒字化していることから、大手の中では収益性が非常に高いといえます。
子供スイミングの比率が高いこと、賃料の高い都心部より地方都市に店舗が多いこと、大型店の新規出店をあまりしていないことなどが、高収益性の要因だと考えられますが、コロナ禍においてはそれらが重要な役割を果たしました。
他社に比べ資金的な余裕があることから、企業として安定であり、今後も堅調な業績で推移することが予想されます。
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